京王プレッソイン赤坂
に宿泊するので、ホテルのすぐ近くで食事をすることにしました。
遅掛けのランチを食べた ので、あまりお腹が空いていなかったこともあり、
軽くお蕎麦でも食べたいと思い、探したところこちらの店たどり着きました。
ホテルから徒歩1分という近距離にありました。
店構えもなんだか趣があります。
木造二階建の数寄屋造りだそうです。
暖簾をくぐると・・・
テーブル席も、奥のお座敷もほぼいっぱいでした。
4人掛けのテーブル席に一人で食事されていた男性客の相席をお願いされたので、
そちらに二人で掛けました。
すると、程なくお座敷が空いたので「あちらへ移られますか?」と聞かれたので、
せっかくなのでお座敷へ。
この奥行のない畳敷きの小さな座敷のことを「小上がり」と言うんですよね。
こういうのもなんだかいい雰囲気でした。
とりあえず瓶ビールを注文しました🍺
付き出しは「あさり」。
あさりのむき身を生姜で炊いているようでした。
酒の肴にいいですね(^-^)
そして、お蕎麦を待つ間に「玉子焼き」をいただくことに。
関東の玉子焼きは甘いのが特徴なので、
関西の薄出汁で作る玉子焼きに慣れている私たちには不向きとはわかっていましたが、
どんなお味なのか食べてみたかったのです。
…確かに甘い。
甘い玉子焼きは好きではなかったけれど、大根おろしでいただく甘い玉子焼き。
初めてでしたが、決して嫌ではありませんでした。
疲れていた体に、甘い玉子焼きと喉越し爽やかなビールがなんとも美味しく感じました♪
そしてお蕎麦は・・・
芝海老と小柱の掻き揚げの「天ざる」
お蕎麦は、二種類だけ。
メニューを見ただけでは違いが判らなかったので、店員さんに聞いたところ、
風味あるやや黒味がかった麺を“もり”。
粒子の細かい更科粉で打った上品なものを“ざる”
と呼ぶそうです。
私の天ざるは“ざる”です。
関西人はこちらを好む人が多いかもしれませんね。
お蕎麦はこしがあってさっぱりとしていて美味しくいただきました。
ただ、やはり濃口のつけ汁は関西人には濃いぃ・・・(^-^;
きっと関東の方は逆に関西の薄い出汁はダメなんでしょうね。
こればかりは慣れ親しんだ味なので、致し方ないことなんでしょう。
それにしても、今では当たり前のように「天ざる」「天もり」と呼んでいますが、
こちらがその発祥のお店だったとは(゚д゚)!
東京都港区虎ノ門一丁目にある1872年(明治5年)創業のそば屋店舗、大阪屋砂場の系譜より、
暖簾を得て、初代は幕末、高名輪・魚藍坂に独立。
後に、明治二年日本橋の現在地に移転し、そちらが現在の
室町砂場 日本橋本店
になるそうです。
以前は「石町」と呼ばれ、戦後の町名変更により、「室町砂場」となったそうです。
こちらの赤坂支店は昭和39年に創業され、現在この二店舗で営業されているそうです。
日本橋本店の方は赤坂店よりも広くて、二階建てになっているようなので、
またの機会にお邪魔してみようと思います。
(でも、こじんまりとしていて風情のある赤坂店の方が好き)
最後に頂いたそば湯も美味しかったです。
ごちそうさまでした💮
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